地震ではない地震

《海震》
海震(かいしん)とは、水中や水上で観測される地震動を言います。
地震によって起こされる地震波のうち、S波や表面波は固体中しか伝播されないため、水中や水上では観測されません。しかし、P波は粗密波であるため、液体中も伝播できます。
このため、地中で発生した地震が船舶などで観測されることがあるのです。
船舶では、それなりの衝撃を感じ、時には船舶が破壊されるケースもあります。
《月震》
地球上の各地に起こる地震ですが、月でも起こっていることが発見されています。
月面に着陸したアポロ12号、14号、16号が地震計を月に設置しています。これらの地震計で地震が観測され、1969年に始めて設置してから1977年までに、12558回もの地震が記録されています。
特徴としては、揺れのピークに達するまでの時間が長いことがあげられます。最大の揺れに達するまで、長い時には数十分もかかることがあります。揺れが完全に収まるまでの時間も長く、数時間も続くことがあります。
規模としては地球の地震に比べると小さく、最大規模のものでもマグニチュード4程度でした。
原因も、地球のものとは異なり、隕石の衝突によるものや、昼夜の温度差の大きいことによる、熱月震、地球や太陽との引力の関係によるものがあります。全ての月震の原因はまだ、解明されていません。