明治以降に、日本で100人以上の死者・行方不明者を出した地震の記録は以下の通りです。

明治5(1872)年3月14日
浜田地震(死者 約550人)7.1M 震度不明
明治24(1891)年10月28日
濃尾地震(死者 7273人)8.0M 震度6
岐阜、愛知、滋賀、三重県の一部で最大震度を観測
明治27(1894)年10月22日
庄内地震(死者 726人)7.0M 震度5
山形県の西部で最大震度を観測
明治29(1896)年6月15日
明治三陸地震(死者 21959人)8.5M 震度2?3
岩手県を中心に北海道、東北地方で最大震度を観測
明治29(1896)年8月31日
陸羽地震(死者209人)7.2M 震度5
秋田、岩手、山形県の一部で最大震度を観測
大正12(1923)年9月1日
関東大震災(死者・不明者 10万5千余)7.9M 震度6
東京都で最大震度を観測
大正14(1925)年5月23日
北但馬地震(死者 428人)6.8M 震度6
兵庫県 豊岡で最大震度を観測
昭和2(1927)年3月7日
北丹後地震(死者 2925人)7.3M 震度6
京都府 宮津などで最大震度を観測
昭和5(1930)年11月26日
北伊豆地震(死者 272人)7.3M 震度6
静岡県 三島市で最大震度を観測
昭和8(1933)年3月3日
昭和三陸地震(死者・行方不明者 3094人)8.1M 震度5
岩手県 宮古市などで最大震度を観測
昭和18(1943)年9月10日
鳥取地震(死者 1083人)7.2M 震度6
鳥取県 鳥取市で最大震度を観測
昭和19(1944)年12月7日
東南海地震(死者・行方不明者 1330人)7.9M 震度6
三重県 津市などで最大震度を観測
昭和20(1945)年1月13日
三河地震(死者 2306人)6.8M 震度5
三重県 津市で最大震度を観測
昭和21(1946)年12月21日
南海地震(死者 1330人)8.0M 震度5
和歌山県 串本町などで最大震度を観測
昭和23(1948)年6月28日
福井地震(死者 3769人)7.1M 震度6
福井県 福井市で最大震度を観測
昭和35(1960)年5月26日
チリ地震による津波(死者・行方不明者 142人)
9.5M(モーメントマグニチュード) 
日本国内で震度1以上を観測した地点はありませんでした
昭和58(1983)年5月26日
日本海中部地震(死者 104人)7.7M 震度5
秋田県 秋田市などで最大震度を観測
平成5(1933)年7月12日
北海道南西沖地震(死者 202人/行方不明者 28人)7.8M 震度5
北海道 寿都町などで最大震度を観測
平成7(1995)年1月17日
阪神・淡路大震災(死者 6434人/行方不明者 3人)7.3M 震度7
神戸市などで最大震度を観測

《海震》
 海震(かいしん)とは、水中や水上で観測される地震動を言います。
 地震によって起こされる地震波のうち、S波や表面波は固体中しか伝播されないため、水中や水上では観測されません。しかし、P波は粗密波であるため、液体中も伝播できます。
このため、地中で発生した地震が船舶などで観測されることがあるのです。
 船舶では、それなりの衝撃を感じ、時には船舶が破壊されるケースもあります。


《月震》
 地球上の各地に起こる地震ですが、月でも起こっていることが発見されています。
 月面に着陸したアポロ12号、14号、16号が地震計を月に設置しています。これらの地震計で地震が観測され、1969年に始めて設置してから1977年までに、12558回もの地震が記録されています。

 特徴としては、揺れのピークに達するまでの時間が長いことがあげられます。最大の揺れに達するまで、長い時には数十分もかかることがあります。揺れが完全に収まるまでの時間も長く、数時間も続くことがあります。
 規模としては地球の地震に比べると小さく、最大規模のものでもマグニチュード4程度でした。
 原因も、地球のものとは異なり、隕石の衝突によるものや、昼夜の温度差の大きいことによる、熱月震、地球や太陽との引力の関係によるものがあります。全ての月震の原因はまだ、解明されていません。

地震に関するいくつかの言い伝えがあります。
日本が、昔から地震に恐怖を感じ、如何に地震を予知するか、対策していくかに腐心されていたことがわかります。
その幾つかをあげてみます。

・ ナマズが騒ぐと地震がある
・ カラスが騒ぐと、地震が来る
・ キジがしきりに鳴けば、地震がある
・ 地震の後に大雪が来る
・ 地震の時は、竹やぶに逃げろ
・ 地震があったら、井戸の水を見ろ
・ 地震の前には魚が跳ねる
・ ねずみが騒ぐと地震が来る
・ 春秋の地震は弱いが、夏冬の地震は強い
・ 天気朦朧として蒸し暑いのは地震の前兆
・ 地震肥塚にあがるとよい。焚き火にはすり鉢をかぶせよ。
・ 蛇は自身の前に樹に登って避難する
・ 海の水が濁るのは、地震の前触れ
・ 異常に暖かいと、地震が来る
・ 大日照り(長日照り)と長雨の後に、地震がある
・ 月の色が赤みを帯びて変わった色をしていると地震がある
・ 風のないどんよりした日に地震がよく起こる
・ 東から西にかけて、空に細長い雲が発生すると地震が心配
・ 水に浸したもち米が黄色になると地震がある
・ いわし雲が出ると地震が起きる
・ やすで虫がたくさん落ちるときは地震有り
・ 地震のとき、六つ八つ風に四つ日照り、五七の雨に九はやまい(くもり)(四つは10時、五つは8時、六つは6時、七つは4時、八つは2時、九つは12時)

各地に残る言い伝えは、重なるものも多くあります。根拠の薄い言い伝えや、迷信めいたものもありますが、何れも、地震への感心が強いことが伺われます。

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